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化粧品のカーボンフットプリントには、何が影響するのか?

ちふれグループの算定した化粧品カーボンフットプリントにおいて、何が大きな二酸化炭素の排出源になっているのか、どうすれば二酸化炭素の排出を抑えることができるのかを、

ちふれグループ商品の代表的な商品を比較して、できるだけ簡単に概略を把握していただけるように努めます。

 

1.ちふれ アミノ シャンプー

ちふれ アミノシャンプー

ちふれグループの商品の中で、最もカーボンフットプリント(二酸化炭素の排出量)が多いのが、このアミノシャンプーなど、髪をお湯で洗い流す商品です。この商品の場合、1.原料の調達段階、2.製造段階、3.輸送段階、4.使用段階、5.廃棄段階の全5段階のうち、実に約75%が4.使用段階から排出されています。特にシャンプー時に使うお湯の量は多く、水から温めてお湯をつくる際に使うガス(または電気)から排出される二酸化炭素の量を算定しています。この算定は、洗髪時に使う全てのお湯をシャワーだった場合を想定して算定しております。例えば、湯船に貯まっているお湯を活用して洗髪に取り入れたりすると、二酸化炭素の排出量は減ることになると思います。

 

2.ちふれ 泡洗顔(本体/詰替用)

 

ちふれ泡洗顔

ちふれグループは、1974年に日本で初めて詰替用のスキンケア化粧品を発売しました。当時はオイルショックの時期で、プラスチックが高騰する中、お客様に価格を上げずに商品を提供できないものか、と開発しました。当社の泡洗顔は、本品も詰替用も容量・使用方法は同じです。容器の違いにより、二酸化炭素の排出量が150gほど少なくなっています。もし既に容器をお持ちの場合は、詰替用商品を使っていただくと、二酸化炭素の排出量が抑制できると思います。

3.ちふれ ネイル エナメル 

ちふれネイルエナメル

ちふれグループの商品パッケージには、大きく分けてプラスチック、紙、ガラスが使われていますが、「ちふれ」のネイルでは主にガラスが採用されています。同じ重さで比較すると、プラスチックや紙は焼却されますが、ガラスは埋め立てられるため、廃棄する際に排出される二酸化炭素の量は、プラスチック>紙>ガラスの順に小さくなります。

 

4.ちふれ アイ ライナー ペンシル

ちふれアイライナーペンシル

ちふれグループの化粧品の中で、最も二酸化炭素の排出が少ない商品の一つがアイライナーペンシルです。1.原料の調達段階、2.製造段階、3.輸送段階、4.使用段階、5.廃棄段階の全5段階のうち、約95%が1.原料の調達段階から排出されています。ちふれグループは、以前から環境にやさしい生産に取り組んでおり、製造工程の排出は低く抑えています。また、輸送時も商品の容積が小さいため、多くは排出しません。最後まで使っていただければ廃棄もわずかです。

 

5.まとめ

 

上述の説明で、カーボンフットプリントをどのように算定しているか、なんとなくイメージしていただけると嬉しく思います。また、日々の生活でもどうすれば二酸化炭素の抑制に貢献できるのか、というヒントに繋がったようであれば幸いです。ちふれグループとしても、さらなる二酸化炭素の削減に向け取り組んでまいりたいと考えております。

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