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世界一簡単なSDGs(エスディージーズ)の説明を目指します。

国連

2015年9月の国連サミットにて、193か国の全会一致で採択された、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」。これが、現在SDGs(エスディージーズ)と呼ばれる目標の礎となっています。このアジェンダを理解することで、SDGsの本質が見えてきますので、先ずアジェンダについて、できるだけ簡単にご説明いたします。

SDGsアジェンダ

1.2030アジェンダ前文

「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、原文はたった35ページでできています。先ず表紙があり、2ページ目から3ページ目には、前文があります。冒頭、「このアジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画である」で始まります。その後、難しい定義が続きますが、簡単に訳すると、「我々は、協力して、将来生まれてくる人が幸せに暮らすために、今何ができるかを考え行動すること。」です。これが、SDGsの直訳である、「持続可能な開発目標」と表現されました。

2. アジェンダの宣言

その後、アジェンダは、59の宣言が書かれています。導入部、ビジョン、と詳細が続きますが、簡単に訳すると、「我々は、一番弱い立場の人も、経済面・社会面・環境面で、平等に、持てる力を発揮できる世界にする。」ことが書かれています。

さらに、「 SDGsは、初めて世界で全会一致した目標なので、広いパートナーシップで2016年1月から取り組もう。 」ということが書かれています。ここまでで、アジェンダの3ページ目から12ページ目に当たります。

3.SDGsとターゲット

ここから、SDGsの具体的な内容が始まります。17の目標、169のターゲット、が並びます。17の目標も、例えば目標1の原文は、「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」となっていますが、一般的に「貧困をなくそう」というキャッチフレーズになっています。ここまでで、アジェンダの13ページ目から28ぺージ目に当たります。

4. 細則

29ページ目から35ページ目までは、細則(実施手段とグローバル・パートナーシップ、フォローアップとレビュー)になっています。そして、最後は、「2030 年までに、より良い世界へと変えるため、本アジェンダを十分活用し、 達成するための揺るぎないコミットメントを、我々は改めて確認する。」と結ばれています。

5.まとめ

まとめますと、SDGsとは、将来生まれてくる人が幸せに暮らすために、今何ができるかを考え、行動することで、一番弱い立場の人も、経済面・社会面・環境面で、平等に、持てる力を発揮できる世界にすることだと思います。初めて世界で全会一致した2030年までの目標に向かって、世界が協力して取り組むことを謳っています。

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